architecture

ガララテーゼの集合住宅

イタリアから戻ってからずいぶんと時間が経ってしまっていますが、なかなかブログ更新のペースが上がりません。記憶が薄れないうちに書いておいた方が良いのでしょうが、「何を書くべきか」ということを考えて筆が止まってしまいます。こんなエクスキューズ…

Pavillion de L'Arsenal 

Pavillion de L'Arsenal はパリ市が運営している建築と都市に関する博物館で、先日、常設展の模様替えとソーシャルハウジングの企画展の合同オープニングが行われました。 常設展の方はパリの都市の成り立ちを紹介するパネル展示とパリ市全体の模型が展示さ…

TTF

先ほど帰国しました。旅行の記録は追々アップしようかと思います。スコットランドが良かったです。でも帰国したらインフルが話題になっていましたね。現地では全くそんな様子もありませんでしたが…。 あと今月の新建築に僕が係ったTTFが表紙で載っています。…

ヘブンリーハウス&多摩川アートライン

またまたしばらく更新が滞っていました。その間に僕が関わったあれこれが出版されたので。 1つ目は「ヘブンリーハウスー20世紀名作住宅を巡る旅」(東京書籍)というシリーズものの巻末の共通の付録(住宅年表、建築家相関図みたいなもの)をつくりました。…

網津小学校

今年に入って忙しい日々が続いていて、今月は完全な休みは1日あったっけ?という状態だったのですが、その大きな要因だった1つが熊本アートポリスで宇土市網津小学校のプロポーザルでした。担当の現場や建築学専攻の機関誌の編集の合間を縫ってやっていた今…

住宅デザインの教科書

エクスナレッジからタイトルの本が出ています。僕は1920年代から現代にかけての住宅の年表を製作しました。ご一瞥下されば、です。

多摩ニュータウン

大学の次の課題が高幡不動にある百草団地のリノベーションなのでちょっくらmic氏と見に行く。休日返上でそんな田舎に詣でるなんて素晴らしいTAだなって、自画自賛。最寄り駅の高幡不動にはもちろん初めて下り立つも、一見するとニュータウンの雰囲気はない。…

谷川さんの住宅

その後、ラーメンを食ったり、幾つかの建物をみてから、最後に「谷川さんの住宅」へ。もちろん中は見られない。ただ暗くなった時間帯に大雨の中、ぬかるんだ道を歩いて大きな屋根の家に辿り着く。今まで勘違いしていたのが、夏の居間、つまりいつも写真でみ…

土間の家

ひょんなことから研究室の後輩とクロアチア人のマリオ、スペイン人のディエゴと4人で篠原一男の「土間の家」にお邪魔する機会を得た。関越に乗って山奥に上り、予定の11時を少し過ぎた時刻に到着。 アプローチは傾斜の上のほうからで、まさに作品集に出てい…

複雑系の科学

修士論文を書いていた頃に「創発」という複雑系の本を読んだり、バラバシなどのネットワークの科学というものに随分と惹かれていました。しばらくは遠ざかっていたのですが、最近改めて自分の修士論文を学会の論文報告集に寄稿する為に準備をしているときに…

近隣住民説明会

僕が関わっているプロジェクトでのできごと。日記を読んでくれている人に関係者はいないと思うので大丈夫だと思いますが、いやー、酷かった。人間関係の生々しさを目の当たりにしました。 説明会というのはちょっと大きな建物を建てる時に、周辺の住民に「建…

エイドリアン・フォーティー講演会

「言葉と建築」の著者エイドリアン・フォーティーの講演会に行きました。ロンドン大学バートレット校の教授です。 内容は上著からは離れて、「完全性/不完全性」についてで恐らく次の著作のきっかけになるお話なのでしょう。非常に、極端にゆっくりした英語…

森の別荘

ちょっとしたお仕事で週末に軽井沢に行って来ました。冬にはスノボなどで何回かは行っているのですが、初夏に行ったのは初めて。避暑地だけあって東京より少しだけ冷ややかな気候。気持ちいいものです。 今回は不動産屋さんに用事があって行ったのですが、そ…

伊東x藤森x藤本

随分とご無沙汰しています。近々にGWに遡って日記を書くつもり。 で、書くべきことというか、楽しかったから。某雑誌の取材にくっついて行き、伊東豊雄、藤森照信、藤本壮介のお三方の鼎談に同席する。その内容はいずれ出版されるのでおいといて、鼎談後、下…

藤村龍至展

その後、たまたまフジムラさんがいたこともあって、外苑西通り沿いのギャラリーで行われている彼自身の展覧会へ。高円寺の集合住宅と棚がぐにゃぐにゃっとした「ウツワ(?)」というインテリアの2作品を中心にプレゼンテーションされている。その見せ方がと…

アトワン展

ギャラ間で開催中のアトワン展。土曜日には人形劇がやっているのだけれど、時間を調べてなかった。朝、エルナン(研究室の留学生)から開演時間の連絡が入り、少々遅れて到着。もちろん塚本研の面々はいたのだけれど、その他フジムラさんやらモリヤマさんやら…

Richart 銀座

2月の頭ですが、個人的にデザインを頼まれていたチョコレート屋さんのディスプレイが完成しました。ここに載せるかどうか迷いましたが、ぜひ皆様に見て頂きたいと思いました。場所は銀座の7,8丁目の間、西五番街との交差点の角にあります。3月くらいまでは…

上原通りの住宅

ひょんなことからお誘いを受けた、上原通りの住宅。僕の先生の先生にあたる、篠原一男が1976年に設計した小振りなRC造の住宅です。恐らく建築関係者からすればよだれモノの作品でしょうが、個人宅なのでこの場に写真を掲載するのは止めておきます。写真を見…

EV

今、僕が関わっているプロジェクトの関係で、とある建物を見学してきたのですが、その見学の移動に6Fから4Fまでエレベーターを使おうとしたところ、いきなり「ガタッ!」って、停止。すごーくよくありがちな映画とかに出てきそうな、あんな感じの停まり方。9…

建築設計製図第三第一課題

と、漢字で書くとなかなか固いタイトルですが、要するに10月からアシスタントとしてみている学部3年生の製図の提出と講評会がありました。僕もアシスタントをするのは初めての年なので、どうなることかと思いきやでしたが、なんとなく言いたいことは言って…

養老天命反転地

名古屋での一泊は少し贅沢にマリオットに泊まった。ところどころ気になるデザインはあったものの、サービスは丁寧だし、かといって余計なこともないし、快適に過ごせた。 チェックアウト後、大垣経由養老へ。伊東さんの各務原の斎場と迷ったけれど、後期に担…

豊田市美術館

今回の旅行の目的はと言えば、豊田にいる友人の友人に会うため。昼過ぎに名古屋を出て豊田へ。約1時間ほどの旅程。 夕方から会うことにして、とりあえず豊田と言えば豊田市美術館を見ないわけにはいかない。なんだか感想が色々あるのだけれど、総じて言えば…

A-Cup

http://www.a-cup.jp/ 建築家のサッカー大会、第5回。僕は第1回大会以来、実に4年ぶりの出場です。2、3回大会は留学のため不在、昨年はエストニア出張のため不在だったので。場所は千葉の銚子から川を挟んで反対側の茨城県のなんちゃらという場所。結局…

雲野流山の住宅

前日からの天気を心配していたのですが、無事にきれいに晴れてくれて。千葉方面の郊外の住宅地にある雲野流山の住宅へ。僕の師匠、坂本一成が1973年設計した住宅でメンテナンスの相談があったので、代わりに訪問してきました。 坂本作品はこの次の「代田の町…

パラレルニッポン

続いて写真美術館に行って、パラレルニッポンという建築の写真展に。110の日本の現代建築を2作品1組にしてパネル展示。これが正直、組合わせの意図が不可解なものが多くて、ちょっと。むしろそれに併せて色々な写真家がとった東京の都市や建築の写真のほう…

「新しいリアル」展/伊東豊雄

オペラシティアートギャラリーで開催中の伊東さんの展覧会。気合いと時間と金がかかっています。会場は5部構成なのかな、ゲントに始まる台中のプロジェクト、斎場の型枠のモックアップ、昭和歌謡が流れる近作の模型と1/1矩計、メディアテークやぐりんぐりん…

大橋晃明展シンポジウム

先日の日記に書いた大橋晃明さんの展覧会に併せたシンポジウム@津田ホール、多木浩二さん、伊東豊雄さん、坂本一成の面々。あいにくの土砂降りのせいか、会場がそこまで埋まっていなかったのが残念。やはりいくら伊東さんに登場願っても、本人の講演でない…

森山邸

フィンクというドイツ人のアーティストの展示がなぜだか森山邸であるということで、某友人に誘われて観てきました、話題の森山邸。 なるほど、よくできてる。やはりあのボリュームのスケールと配置が決定的なのだろう。部分の関係はすごくよく練られていて、…

日本建築学会@神奈川

毎年、いずれか地方であった学会ですが、今回は近場の関東。しかも東横線沿いの神奈川大学。なんだかんだ学会旅行を楽しみにしているので、近場っていうのは実に残念。でもすごく忙しい時期なので、まあ気が気じゃない状態で遠出するよりはいいか。 今年の学…

Vienna

明日からウィーンに行ってきます。前にも書いたかもしれないけれど、集合住宅のコンペをやってるので。29日に帰国です。しっかし、最近ほんとに睡眠時間が少ない、が一日3時間ほど寝れば生きていける気がしてる。でも、やっぱり眠い。