エイドリアン・フォーティー講演会

「言葉と建築」の著者エイドリアン・フォーティーの講演会に行きました。ロンドン大学バートレット校の教授です。
内容は上著からは離れて、「完全性/不完全性」についてで恐らく次の著作のきっかけになるお話なのでしょう。非常に、極端にゆっくりした英語を話していたのが印象的。もはや通訳はいらないだろうと誰もが思ったに違いない。それはいいとして、いまいちなぜ完全性ということを扱いたいのか、モチベーションが不明。特にコンクリートのブルータルなテクスチュアをあげつらえて、それが不完全であるなんて言われたって、そもそも完全ってなんぞやという話が無いことにはどうしようもない。
恐らく、僕が完全に(!)フォローできていないか、不完全な状態で今後まとまっていく内容の講義だったのでしょうか。