谷川さんの住宅

その後、ラーメンを食ったり、幾つかの建物をみてから、最後に「谷川さんの住宅」へ。もちろん中は見られない。ただ暗くなった時間帯に大雨の中、ぬかるんだ道を歩いて大きな屋根の家に辿り着く。今まで勘違いしていたのが、夏の居間、つまりいつも写真でみているあの土の斜面のところは半外部だと思っていた。それがガラスが入っていたのでそれにびっくりしてしまって。そこにガラスが入っているだけで全くそのスペースの意味は違っていて、そのことで僕のこの住宅への理解は全く違ったものになった。というか、よく分からなくて、もう一度考え直さないと、。今まで、そこまでのこの住宅に対する世間の評価が理解できなかったのだけれど、その事実を経たところでやっと僕は理解の糸口を掴めたのかもしれない。
近いうちに明るい時間にもう一度観に行こうと思う。