マルタン・マルジェラ

そういえばこの前に、母の日に贈るための花を買いに表参道辺りを自転車で走っていたら、天気予報では曇りの予想だったのだけれどそれなりの強さで雨が降ってきて、逃げる様にしてGYRE表参道に入った。このMVRDVの作品についてはさておき、久しぶりにマルジェラを見に行ったら隣りでアーティザナル・コレクションの展覧会がやっていた。アーティザナルが何ぞやという事は↓に任せるとして、
http://www.martinmargiela.co.jp/jp/exhibition.html
非常におもしろかった。例えば空軍の兵隊が被っている帽子によるブルゾンというモノがあったのだけれど、1つの見方としては帽子を繋ぎ合わせればブルゾンにだって何にでもなるというブルゾンの枠組みを壊して自由なモノのあり方を感じる一方で、出来上がっているそのものが誰がみてもオーセンティックな純然たるブルゾンとして成立させていて、そのコードからはギリギリのところで出て行かない、そんな緊張感を感じた。(なに言っているのだかとても分かりにくいでしょうが…)
マルジェラの魅力はまさにモノのコードの瀬戸際にある。一見すると何でもない服が多いですが、不思議な魅力があります。