フェルメール@新国立美術館

午前中に軽く自宅で仕事をした後に、今は亡き黒川さん設計の新国立美術館へ、今回が初めて。知らなかったのが乃木坂から直でいけるんですね、しかもエスカレーターの天井が美術館のようにうねっていた。その割には駅からのアプローチは裏側からでなんだかがっかり。表裏のある建物をつくって、裏からアプローチさせるか、普通はしないだろ。うねうね部の吹抜けはけっこうごちゃごちゃしていてもったいない。なんだか要素が多すぎるのか。そこにお勤めのソネさんと待ち合わせ、地下のカフェにてコーヒーを飲みながら愚痴に近い近況を報告。グッズショップで美術館とユニクロのコラボレーションTシャツを2着購入、社割で。ありがとう、ソネさん。ちなみに初ユニクロ製品。普通、西日本出身の人はユニクロと言えば、ジーンズメイト的な色んな洋品を扱っているイメージが強く、今の安くておしゃれ路線であってもちょっと避けてしまうんです。僕だけかな。
その後、フェルメールを鑑賞。たった1点だけ、そりゃそうです、生涯に三十点程度しか作品を残していないらしいし。その他には17世紀からの風俗画が展示されているのだけれど、けっこうおもしろい。完全に正確に描写しているわけではないらしいけれど、誇張されて描かれているにせよ当時の生活が読み取れる、情報が多い。画面の色んなところで物語が展開されているのが読み込めて、じっくりとみられる。全体的におもしろいのだけれど、ひいき目もあってかその中でもやはりフェルメールは光がきれい。牛乳を注ぐ女?だっけ、タイトル。黄色と青の洋服の色彩のコントラストがオランダの光に照らされていて、ほんとに美しい。けっこう感動ものです。遠くからでもその絵だけ違うのは一目瞭然。全体的に充実した展覧会だと思うので、お時間があるひとは、ぜひ。月曜日までです。
その後、ギャラ間のCat展に。あまり時間がなかったのでサクッと流して、六本木でインドカレーを食って研究室へ。カレーがうまかったな。