The Cooporation, life + debt

cube32006-09-12

久しぶりに映画を観ました。一級建築士の勉強を始めて以来観ていなかったような気がするから、かれこれ3ヶ月以上は観ていなかったような。たまにケーブルでは観ていたけれど。
で、借りた2本は両方ドキュメンタリー、かつ観てみたら両方とも基本的にはグローバル企業批判のもの。後者の映画は邦題が「ジャマイカの真実」というもので、IMFがジャマイカ政府に金を貸すのだけれど、その条件としてジャマイカに入る農産物の関税の撤廃やらつけて、結果的には先進国が後進国を搾取しているという構造が変わらないことを指摘している。もちろん、貧困国の救済の名の下に。フリーゾーンという現地の雇用を増やすことを目的とした経済特区を作らせて、工場を誘致させるも、それも結局は低賃金労働者を確保するためだけ。もっと安い労働者が確保できれば、すぐにそちらに重点を移し、ジャマイカに残るのは借金のみという事実。
以前にも書いたことがあるけれど、こういうのって何気なく生活をしている僕たちも少なからず関わっていて、コーヒー1杯飲むにしろ、その1杯のお金が労働者の何日分の給料になっているのか、と。そういうことを考えると、何も買えなくなっちゃうけれど、知らないよりはましだろうな。なんとなく、イタリア製の服を買うことを正当化できたりして、。でもその服を作る綿はいずれにしろ後進国で作られているか。