みなさん、さようなら

cube32006-01-02

今年一本目。ドュニ・アルカン監督作品。カナダ映画、というかケベックの映画でアカデミー賞の最優秀外国語映画賞を受賞した作品。原題は「蛮族の侵攻」って、邦題とはかけ離れている。でも邦題では裏側に隠れてしまっている内容が原題には表現されています。女好きの父親の病気をきっかけに別れた妻、息子、友人らが再び親交を温めるという、字にするととても凡庸なストーリーに思えてしまうけれど、ウィットに富んだ台詞とか、下劣な台詞とか、部分がおもしろい。カットや編集がそんなにおもしろいわけではないし、どちらかというと舞台のような一人一人の演技が魅力的な作品かな。