大いなる遺産 その2

悪戦苦闘の末、前述のディケンズ「大いなる遺産」を読了。延べにして900p近い量。上巻の後半くらいからはもう文体になれて、ずいぶんと読みやすくはなりましたが。
イギリスの大御所というだけあって、気が付いたら読むスピードは上がらないにしろどっぷりとその世界に浸かっていました。前にも書きましたが、やはりキャラクターの個性、とりわけ主人公のピップの人間味がとても親近感が湧きます。人の誰でももっている本質的な嫌なところ、良いところをうまく書けているような気がします。いずれ別の本も読んでみます。