中華料理

中国にいる訳ですから、食事はもちろん中華料理な訳です。ただただ中華といえども奥が深い。広い国土の中で暖かいところから寒いところまで様々なので、それだけ各地方の料理が特徴を持っています。
もっとも日本人の中華料理イメージから遠いのは内陸の方の新疆料理でしょうか。モンゴルの方に位置する(らしい)この地方の料理は羊の串焼きだとか、とにかく羊の肉。遊牧民の料理と考えると、比較的中近東にも近い料理があるような気がします。あとはギリシア料理とか、いわゆるシシカパブ的なものを想像すると良いかもしれません。
僕らが中国人の学生と行っておいしかったのは、山東料理。とにかく辛いにも関わらずうま味があるので箸が止まらない。一番汗をかいた料理。
僕らが行った時期にはもっとも盛りの上海がにをだす上海料理。そのかには手のひら大の大きさで、爪の部分には毛のようなものが生えています。胴体の部分に身が詰まってて、とにもかくにもそれをしゃぶり尽くす。かにみそがすごく濃厚でうまいです。料理的にはただ茹でただけのようです。
僕らのチューターだった郭さんが言うには、おいしい料理は広東、四川あたりだそうです。僕らが山東を褒めていたら、「普通はおいしくないんですよ」なんて言われちゃいました。
以上のようなちゃんとした分類にのらない料理ももちろんおいしいです。つまり屋台の食い物とか、安い麺類とか。屋台では蒸し物系、お好み焼きみたいなやつ、串焼き、ごま団子などがメインみたい。僕は毎日、にくまんなどの蒸し物を食べていて、もうしばらくは食べなくてもいいくらい。日本と比較すると全然おいしいし、なにより1つ10円程度。麺類は刀削面がうまかった。読んで字の如く、白い固まりを刀で削って、沸騰したお湯の中に入れていくやつ。油まみれで疲れた胃袋に、さっぱりした麺類はいいお休みになります。
ということで、写真をアップします。

こちらは上海蟹です。

食後はこんな感じ。

これは山東料理