シャンゼリゼのイルミネーション


パリの冬と言えばシャンゼリゼのイルミネーションを想像する方も多いかと思います。東京では表参道のイルミネーションもなくなったそうですね。パリの方も今年から様変わりして(ブレていますが)こんな感じのになっています。木の周りに光のリングがいくつか重なっているって感じです。昔とは違って全てLEDの光源で前よりも明るいし、光がキリッとしていて瞬くような以前のイルミネーションとはずいぶんと違います。このデザインに関しては、賛否両論というよりも否定的な意見を多く聞くような気がします。
フランスでは日本よりも照明デザイナーという職業が確立しています。光源をLEDに変えるのは時代の要請で避けては通れないところで、そこで従来通りのイルミネーションの形式を取るのではなく新しいデザインを試みるというのは、僕としてはそう悪くはないと思っています。(どちらかと言うとどちらで良い、というのが正直なところですが。)きっと観光都市パリの冬の風物詩として欠かせないイベントでしょうし、シャンゼリゼの情報発進力とこれからもずっと続く事を考えると、遅かれ早かれこの形式のイルミネーションが定番になる日が来るのでしょうか。