福岡→北九州→福岡

学会発表@福岡大。今回は僕は発表はないけれど、幾つかの論文の連名者になっているので。しかし段々、学会も坂本一族ばかりで占領されてきて、何の為に学会という場でやっているのかが分からなくなってくる。もはや歴史意匠の構成のセクションだけは毎年、東工大でやれば良いのではないかと。塚本さんと吉村さんと話をして、発表を短くして質疑を長くするべきだねー、なんて会話を交わす。
さくっと天神でセッちゃんラーメン(これがうまい!)を食べた後、一路北九州へ。磯崎さんの図書館を見る。良い。元は小倉城のお堀があった内側に建っている。ヴォールとの天井は程よいスケールに押えられていて、その分の天井高だけで十分なので、その下の壁もかなり低く抑えられている印象。うまいこと高低差を利用しつつ流れるような動線も計画されているし。あれだけ強い幾何学を使っていながらも、その形式に陥らないで見事な空間を作っている。傑作です、傑作。

で、次は北九州市美術館。小高い山の上にでかいバズーカが2本載っているような象徴的な外観。こうなっちゃうと、これ見よがしも甚だしい。辛い。