ボルベール

cube32007-07-26

アルモドバルの新作。ペネロペが主演でそういやあの人はラテン系だったのかと納得。濃い化粧が様になってます。
現実はドラマよりも奇なり、なんて言葉があるけれども、この映画の人間関係はもうぐちゃぐちゃというかとんでもないことになっているのですが、そのドラマよりもそれを乗り越えていく女性たちの逞しさが見事に描かれている。キャッチコピーが「美しき女性たちの讃歌」かな、ぴったりです。なぜかは僕はよく分からないのですが、こういう映画だと壮絶なお話の方がやたらと目に付いて映画自体が安っぽくなりがちですが、全然そんなことはないです。レストランでボルベールの歌を歌うシーンがすごく感動したなあ。