渚音楽祭2007春

cube32007-04-08

前日はそのまま鎌倉の友人宅に泊まり、深夜まで人生ゲームM&Aに興じる。僕は派手な企業買収を繰り返したものの、高い金で買った企業はことごとく企業価値が下がり、最終的には4人中3位という最もしょうもない不本意な結末を。
で、眠い目を擦りながら、鎌倉からお台場へ。僕にとって前回のルイベガほどの期待はデリックメイでは持ち得ないものの、最近好きなSpecial OthersとSoftの2組のジャムバンドによってチケットを買わされた感があります。しかし、相変わらず若くて黒くて下品な人たちがとても多い。そしてヒゲが長くて、帽子を被っていて、サイケなカラーの人たちも多い。単一民族であるはずの日本人のいろんな人種が入り乱れていて、僕なんかよっぽどメンタリティはいわゆる欧州人に近いのかなって思いたくなります。
で、まずはSpecial Others。僕が持っているのはアルバムのみ。演奏した中ではAIMSしかしなかったのでは。他は知らない曲だったので新鮮。しかしながら、とにかく音が割れてあんまりよく聞こえなかった。CDで聞いている繊細さがライブだとふっとんじゃってて。それもこれも、渚だから仕方がないのか。スピーカーの指向性と、互いの会場の近さ&多さというメリットが音楽的にはデメリットになっちゃってるか。
しかしSoftの方は音がまとまっていて聞きやすかった。自分の立ち位置が変わったからかもしれない。より抽象的な音楽だし、僕はこちらのほうがライブでは好きかもしれない。なんせ踊りやすい。
デリックメイにたどり着く頃には、体力は全く残っておらず。オムライスを食べながら、少しだけ座って聞いていました。それでぼーっと座っている時間が今回は長かったのだけれど、こういう風にテンポラリーに都市をカスタマイズして使うと、普段見ている景色が劇的に色づいて違って見える。東京テレポート駅斜張橋やフジテレビのビル、恐らく換気塔と思われる道路の上にあるタワー上の物体が音楽を聴いて踊りながら見ていると、なんだか悪くない。駐車場である場所がこんな風にキャラクターを変えられることは面白い現象だなって思いました。ちょっとそんなことを継続的に考えてみようとも思う。