グランドハイアット東京

前日の西麻布イエローの至近、牛肉のお店にて某友人の誕生日パーティー。リッチな彼のおごりパーティーだったのだけれど、あんまりご飯を食べられなかった。どうも最近は酒を飲むと、お箸がぱたっと止まってしまって良くない。オードブルで出た牛肉のすしが絶品だった。
その後、会場が六本木のグランドハイアットのスウィートルームへ。なぜか10階なのに、バスルームが中庭に面しているのはその上のボリュームがズレているから。えらいでかいリビングルーム、和室、ベッドルームでおよそ200m2くらいはあるのではないだろうかという客室。要するに徹底的にラグジュアリーなのだけれど、それは何らかのメディアに繰り返し露出されているようなもので、その虚構の世界に身を置いているような奇妙な浮遊感がある。例えば、浴槽が2.5m角ほどの大きさ、そこで泡がぶくぶく出ちゃって、シャワーは天井から落ちてくる、なんていう完全なる非日常。バスタオルを巻いて風呂から上がれば、目の前には港区を一望出来てしまう景色。そしてそんな景色が人の欲求のどこを満足させているかといえば、ある種の征服欲であるとか、所有欲といったことなんじゃないかな。自分を高い位置に定位させる装置として、メディアと一体となったこんなラグジュアリーホテルがあるんだろうな。
ちなみにこんなお部屋。あとからみてびっくりの僕のスケール感覚。あと値段にもビツクリ。
http://www.grandhyatttokyo.com/rooms/ambassador.htm