京都2・大原

なんとなく行ったことがなかった大原方面へ。別に鞍馬とかでも良かったけれど、ただなんとなく。
まずはお約束とも言える三千院へ。もう忘れちゃったけれど、いくつかの建物によって構成されているのですが、このような建物では珍しく内部に階段がある。それもそのはずこの三千院が建っている場所は傾斜地だから。斜面をまたいで建っているのだけれど、でも基本的には平屋というのがなんとなく面白い構成になっている。上部から眺める屋根のラインと山の稜線がきれいです。一番古いお堂には坊さんがいて内部を撮りづらかったのだけれど、舟底天井になっていてすっぽりと仏さんが納まっています。こういうお寺の多くは、昔は派手に彩色されていたとのこと。よくよくみてみると名残があるのですが、その絵がみられるとストーリーが読み取れて、なおいいのですが。

続いてバス停から反対方向にある寂光院へ。何やら数年前に放火によってお堂が全焼してしまったらしいです。ということで、寺院自体は非常に真新しいのですが、その施工がめちゃめちゃきれい。さすが天皇家ゆかりの寺院です。お金のかけ方が違う。ここに奉られているのは平家物語で出てきたなんとか院。たしかこの前、松坂慶子がやっていた役だと思います。自水するも助けられちゃった人。

ついでに諸行無常の鐘。こう書かれるとなんだか無常感というよりも、興ざめです。

その後、市内へ戻り哲学の道やら祇園やらをぶらぶらして、一日が終了。