京の町家コンペ

先日書いたコンペ。日曜日の時点で結果が出て、駄目だったらしい。内容的にはかなり自身があったのに駄目だったってのは、伝わらなかったということか。でもプレゼンはかなり簡潔に内容が伝わるように出来たので、恐らく審査員との相性ともあるんでしょう、というか確実にその辺りが大きいか。
プログラムは南北に細長い敷地に集合住宅を建てるというもの。周辺は京都市伏見区の景観保存の指定を受けている地域。集合住宅の中身も事業性を含めて提案の範囲なので、僕ら(後輩とやりました)は与えられた面積で最も採算が取れるワンルームアパートを10戸建てることを提案。ここが既に審査員の思惑とは違うのかもしれない。でも、とにかく採算面は抜群に良いはず。それを採光と通風の関係で4棟の分棟に。ワンルーム21平方メートルの狭さを解消するために、天井高を高くとり、外部に対して距離をコントロールすることで、狭いわりに広いという妙な状況をつくる。唯一の共用部のスチール階段は4棟の中央に配されて、最小限の面積に押さえることで、コストの削減とアパートの住人が使えるサンクンガーデンやテラスのスペースを確保しています。
まあ落選したけれど、なかなか良いものが出来たからいいや、と自らを説得しているところです。