時間のない空間

今年は最大10日間連続の大型連休だそうですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。僕の場合は特に日記に書くべきこともなく、普段の土日がそのまま拡大されたような状況です。すなわち、飲む、寝る、映画を観に行く、あるいは家で観る、掃除をするなどなど。若干の非日常的なことと言えば、引っ越しの手伝いをしたことと、お台場でBBQをすることくらいでしょうか。
引っ越しに関して言うと、なぜか深夜から早朝にかけて出る方の家を掃除したこと。今までの人生の中で夜中に掃除するなんて一度もない。ただ一方で、昼だろうが夜だろうが掃除という行為はそれ自体に変わりはないんですね、その家の場合。その住居は5階建てのマンションの2階部分で、ごくありふれた普通のマンションです。そんなマンションの一室の場合は、昼だろうが夜だろうが関係ない。ある種の時間概念が欠落した空間と言えるかもしれません。車に荷物を積むために午前2時くらいに外に出て、外観を眺めたんですが、多くの部屋から電灯の明かりが見えます。そんな時間のない空間は都市の中であらゆるところに散見できて、1つの現在性を作っているものと考えられます。例えば、僕がいるこの研究室もそうですし、渋谷のあの交差点もその1つ。一見するととても複雑にみえる渋谷の交差点でも、排他性をもった均質さを加速させる装置みたいなものが、そういう時間のない空間にあったりするんじゃないかと考えてます。
かなり思いつきで書きましたが、たまには大雑把なことを書いても差し支えないでしょう、ええ。