北朝鮮を思い起こしてしまうあのダンス

研究室の友人がダンスをやっているんですが、その発表会を見学しに霞ヶ関へ。その友人というのは学部時代を含めて、研究室に入ってから4年生の時からは特に仲良くなっただけに、そのダンスというのがこれまたびっくり。ダンスといってもストリートではなく、クラシックバレエから入り、モダンバレエ、ジャズ、タップまで実に多彩。それらを見事に踊る彼女の姿を見ていると、全くもって研究室でうな垂れているあの姿が消えてしまいます。いやはや、お見事、感心しました。
で、その彼女はかなり本格的な大人のダンスだったんですが、そのほかは概ね子供達の可愛らしいダンス。舞台に立つと恐らく人は小さく見えるのでしょう、幼稚園以下にみえる子(恐らく実際は小学生低学年)から中学生くらいまで。高校生くらいになると大人と変わらず、遜色なく見えます。とにかく小さな女の子達のダンスを見ていると、なんかデジャヴが、、、と思ったら、そういやあ北朝鮮のテレビのあの子達の踊りだわ、と。テレビを通して映っている彼らの姿を、私たちは滑稽なものとしてみるか、あるいは北朝鮮の体制の象徴としてみるか、といった色眼鏡をかけた状態でしょうが、素直に見ると実に可愛らしい動きです。大人だと完璧に美しいものを期待しますが、子供達の手足の短いあのプロポーションから現れるバランス感覚の危うさを見ていると、それはそれで実に興味深いなと感じました。単に幼さがかわいいというのではなくて。北朝鮮のあの子達にはプロポーションからは想像できないような「びしっ」とした動きにある種の意外性を感じて、それが魅力的なのかな??