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cube32004-08-30

午前中で僕の研究室の発表は終了。台風接近の緊迫感がありながらも、札幌近辺の観光に繰り出す。とりあえず、昼ご飯をラーメン横町で。ヒグマという店で食うが、まあまあ、って感じかな。その後、タクシーで大倉山へ。スキーのジャンプ台があるところで原田がそのジャンプ台で記録を持っている。141mくらいだったかな?とにかく小雨のぱらつく中、リフトでジャンプ台上の展望台へ。話にはジャンプ台の急勾配といい、その高さといい、けっこう恐いらしい、なんて聞いていたのだが、実際に行ってみるとなんてことはない。僕は基本的には高所恐怖症とまではいかないまでも、少し苦手。飛行機は全然大丈夫どころか楽しいくらいなんだけれど、以前八景島のフリーフォールに乗った時には目に涙を溜めました。加えて僕はスノーボードそするために山の高さは平気なのかもしれない。とにかく頂上に着くとぱーっと雲が晴れて、グリッドの札幌市が一望できる。少々市街地から距離があるのであまりはっきりとは見えない。
それではいかんということもあってか、かの有名な札幌テレビ塔にも一応登ってみる。これはまさにグリッドシティの中心にあってはっきりと街の構造が解る。札幌のグリッドは恐らく日本橋付近のグリッドの大きさと近いもので、大型のデパートがまるまる一つすっぽりとおさまるくらい。大きな建物がその街区に入っている時は、それなりに納まっている気がするんだけれど、小さい建物がたくさん集まっているようなところは虫食い状に見えて、はなはだ奇妙な風景。結局、街路の形式性が強いといえるグリッドシティは、やはりあくまでもグリッドが主調であって、都市構造としては建築はそれに付随して作られているコンテンツ程度のもの。建築が都市に対してもの申すことはなかなか厳しい。サイトスペシフィックだとか、環境を読み込む、ってことが設計のテーマになり得るのか?この均質な中にも何かを発見していくことの難しさはありそうだ。
夜は魚介居酒屋的なところでウニからかにまで楽しむ。