東京2004

別に意味はないんですが、なんとなく今後の生活を象徴するような日だったから。とは言え、極めて特殊なことはなくとっても日常的であるという意味合いで、「ああ、これからこんな生活を再び、淡々と続けるのだろう」なんて思ったから。
昨日は終電で帰宅。ウォッカソーダを飲みながら、青山真治の「月の砂漠」を観る。若い頃のとよた真帆がかわいいなあ、なんて思っているうちにうとうとと寝てしまい、適当な時間に目が醒める。13時半からのゼミに間に合うように自宅を出て、ゼミはいつもどおり30分遅れで始まる。今日はM2の3人が発表。ちなみに昨日はB4の2人とM2の2人、さらに学会の発表練習で9時近くまで会議室に缶詰状態。今日は3人だけなのでまだましで、先生以下ドクターまでの厳しいお言葉に耳に傾けながら、「そりゃ、そんなことも言いたくなるよな」とどちらかと言えば、ドクターよりの立場を理解する。夕刻に終了し、そのまま先生の展覧会のために模型の修理。僕は「コモンシティ星田」の担当。こつこつやりつつ、8時過ぎに飯を食いに。前日に帰国した宮崎さんを交え、「魚のスープ」というイタリアンレストランで鴨肉とルッコラのパスタを食う。そういえばみんなM2になっているはずの同期がなんだかんだ(留学、留年、休学)でみんなM1になっている。意匠系の人間は8割くらいがロングライフプランを立てていることにみんなでしみじみとなる。本当に学部3年くらいに戻った気分。そんで終電まで一緒に作業していた伊庭野と様々な愚痴をこぼしながら、午前1時過ぎ帰宅。
理想的な普通な生活かもしれない。些細なところに生活の喜びがあることを久しぶりに思う。