Parc de la villette

日本に帰った友人の自転車をもらうべく、その彼の彼女の家に。その家は18区のアフリカンな人たちのど真ん中にあって、日曜日だというのに店は空いているんだけど、とにかく売っているものが芋(おそらくタロイモ?)ばかりでちょいとびっくり。とにかくコーヒーを一杯御馳走になって、ラビレット公園の脇にある自転車屋に。パンクさせられているそのチャリは水曜日に修理してくれるそうで、自転車で家まで帰る予定だったのだけれど、ダメになったのでとりあえず久しぶりに公園内を散策。
建築学生の賛否両論、くっきり別れるこの公園ですが、今日みたいな陽気の日に来ると、俄然、評価は「賛」のほうに流れます。まず、とにかく公園内に人がたくさんいること。ゆっくりとくつろぐスペースを見つけるのに苦労するくらい多くの人がいて、夏休みの休日の茅ヶ崎海岸みたいなもんじゃないでしょうか。その多くの人がいるということが決定的で、チュミがなんだか難しいことを言っていても、いくらフォリーを建てても、そんなことは関係なく、オープンスペースに人がピクニックをしに集まるって事が素晴らしいことだと思いました。結局、フォリーよりもスペースのゾーニングがうまくいっているような気がしました。建物じゃなくて、地面のテクスチャ(芝生がメイン、運河、木立etc...)がアクティビティをアフォードしているかんじです。やはりフォリーのボリュームの位置付けは謎で、それらのアクティビティをインテグレートしているようにも見えないし、あれはなんなんでしょうか?とにかく、公園はゾーニングと天気でしょうか。もう少し巨視的、都市レベルで見てみると、ラヴィレットはパリの北東の端に位置していて、以前までは治安問題などが最も深刻であった場所のひとつ。そんな端っこに人をここまで集めることができたというのも成功といえる理由のひとつ、らしい。(←これはその友人のCalolineの談)この公園に対して今までの見方とは多少変わりましたね。夏の休日に来るといいとこです。