いざ、鎌倉

「由比ケ浜でビーチパーティがあるよ」って、留学生のフランス人、僕の隣りの席のエリックが言うから、昼過ぎの湘南新宿ラインに乗ったら「やっぱり行けないんだー」(フランス語)てな感じでキャンセルされる。とりあえず、エリックは来ないけれどパーティはやってるし、山口くんと約束もしたので鎌倉に向かう。今朝届いたチャンドラーの「ロング・グッドバイ」を携えて。読んだと思っていたら、実は読んでいなかったみたい。赤い背景に銃の装丁が村上春樹っぽくない。アマゾンで買ったからカバーが無くて少しみっともないけれど、やっぱりぐぐっと引き込まれてしまう。あっという間に鎌倉に到着。
御成通り沿い、ルポワンウェストへ。
http://lepointouest.jp/
僕がフランス時代に一時帰国して東京からパリに帰るアエロフロート便がモスクワで止まってしまい、1日監禁された時に仲良くなった友達の旦那様のお店。クラシックなフレンチのお店。一言だけ挨拶をして、その裏の酒屋がやってる立ち飲み居酒屋を勧められて、ビールをひっかけてから、トシちゃんの家に。そこでまたビールをひっかけて、カレーを食わされ、羊羹を食わされ、犬と戯れた後にビーチに。
目的地には長蛇の列。しかもインテリアで裸(水着)で踊ってる連中ばかりで、音はテクノで、こりゃ長居できないと思い、外から音を聞く。海の家でまずいモヒートを啜ってから、ケンイシイのDJを少しだけ聞いてから江の電に乗って鵠沼のウカイハウスに。
って、特に何も書くべきではない1日だけど、なんだろう、湘南。休日の湘南は妙な引力があって、そこから我が身を引き剥がすのが大変です。