サマソニ

今年のサマソニ。年々有名なアーティストの質が下がってないか?という話と、ガーデンステージみたいな似非フジロック的なステージを作って企画でリカバーしてるのでは?なんて話をしながら。
1組目はRyukyuDisco。かなり前にアゲハかどこかで聞いたことがあったような気がしたけれど、なに、いつの間にかこんなにポピュラーになっているのか?DJのスタイルが随分と変わって、石野卓球化している。セットの後半には中国人だか日本人の女性アーティストが出てきて、ステージで歌う。音楽性の低さも相まって、その様が日本ではない東アジアのカラオケパブみたい。
間にすごくミスチョイスがあり、聞くべきものが見つからなかったので、なんとなくスタジアム内のレミオロメンに。理由はスタジアムに入る機会がないだろうからってことで、音楽には期待せずに行ったけれど、意外と良い。いきなり1曲目で「粉雪」なる季節外れの曲を披露した後に、爽やかな夏っぽい曲を続ける。ちょっと劇団ひとりに似ているつぶらな瞳で頭の悪い妙にテンションの高い曲を歌うもんだから、楽しくなってしまう。
その後、水浴びの出来るしょうもないクラブミュージックの会場を経て、たかはた雄一がやっているガーデンステージ(?)へ。コールマンが協賛らしくて、ハンモックやら椅子が置いてあったりして、そこに座ってたらいつの間にか就寝。音楽の記憶は一切無い。
起床後、ビーチステージのJoseGonzalezに。なんとなく名前に惹かれて、特に期待せずに行ったらなんとあのブラビアのCMソングのアーティストじゃないですか。ちょっと泣きそうになる。
http://www.bravia-advert.com/balls/braviaextcommhigh.html
ただ時間帯が辛かった。あのアコースティックサウンドを真夏のビーチの14時台って。夕方で日の入り寸前にあの曲だったら、号泣だったな。
ここで同伴の山口氏と別れ、僕はそのままビーチに残りBenWestbeechに。今年のサマソニのマイベストアクトでした。Ameのアルバムにディープハウスバージョンになっている曲は知っていたのだけれど、オリジナルはどちらかと言うとソウルにアシッドジャズ要素を加えたダンスミュージック。ジャミロクワイ的とも言える。とにもかくにも、気持ち良い。「So Good Today」がサイコー。
その後、シンディローパーを一曲だけ聴いて、コーネリアスを。久しぶりに聴いたけれど、けっこう昔の曲をやっていた。サマソニに来ている世代は恐らくコーネリアスのことはあまり知らないのか。懐メロを聴いてる感じで僕は個人的には盛り上がったけれど。あと映像と舞台のセットが抜群にかっこいい。
最後に日没後のビーチに移動して、ハラカミレイ+矢野顕子を聴く。あまりピンとこない。確かに矢野顕子はいいヴォーカリストなんだけれど、あの音楽はしっくりこない。くるりの「ばらの花」とか、けっきょく原曲を思い出しながら聴いちゃうしな。
そんなサマソニでした。