タナカヒロシのすべて

cube32006-11-11

ツタヤが半額だったんで、まとめ借り。土曜日から先生が2週間の欧州遠征のため、多少時間的にゆとりができるし。観られるうちに観ておこう、映画。とはいえ、個人的にやることもあるし、バランスよく。
で、何本か借りた中で、どうも一本目はどうでもいいものをみてしまう癖がある。なるべく1本は邦画を借りるようにしていて、今回借りたのがタイトルのもの。そういう縛りをかけないと、なかなか観たい邦画がないから観なくなっちゃうからね。「タナカヒロシのすべて」は東急の渋谷駅で大々的に宣伝していたこともあって、鳥肌実のビジュアルも印象的だったし。本当は浅野忠信の地獄がナンチャラカンチャラ、よくわからない漢字のタイトルのを借りようと思ったのだけれど、借りられていた。
映画はというと、内気で潔癖性な主人公、タナカヒロシ=鳥肌実が心開いていく模様が描かれている。なんだかすごく個人的な内容で、かといってそういう人間の内面にまじめに向かっているかというと、そうでもない。エンターテイメントとしても断片的にエキセントリックな要素をバラまいているだけで、一貫性はないし。なんだか、やっぱり面白くない。加賀マリ子が可愛らしかった。