大阪→名古屋

お世話になった森ちゃんのお母さんにお礼を告げ、数年ぶりの地元、新金岡に行ってみる。僕が離れて早10年にもなるけれども、やはり大きな差はなくて僕の中で過去の記憶がどんどん蘇ってくる。ずっと住み続けてれば違うのだろうけれど、これだけ離れてしまうとその場所は僕の記憶を繋ぎとめている特別な場所に変わっていることが良くわかる。ひとつひとつの場所にはそれぞれの特別な場面がある。僕だけかもしれないけれど、思い出というものはすごくヴィジュアルなもので、同じ対象を見ても、その見る視点によって呼び起こされる記憶は全く違うものだ。6階の僕の家からみた目の前の小学校は僕の中学生時代の記憶で、地上から見た時の小学校は僕が小学生時代の記憶だ。僕が中学校に上がるときに2階建ての長屋だった僕が住んできた社宅は、8階建ての立派なマンション風の家に建て替わった。
さて小学校ではサッカーがやっていて、なつかしの新金岡FCの監督に会うことが出来た。これはもはや10年ではきかない、12,3年ぶりであった。その監督は僕が来たことを僕の同期の連中に電話で連絡してくれて、フックンという当時FWの友達が駆けつけてきた。これまた10年ぶりの再会。かなりやんちゃだったフックンはちゃんと大人になっていて、性格も見た目も丸くなっていた。
その後、近鉄アーバンライナーで名古屋に向かい、森ちゃんに合流。これまたフランス時代の友人の智くんを呼んで飲む、ひたすらビールを飲む。更に手羽先を際限なく食う。