ほら男爵の冒険

カレル・ゼマン監督、1960年くらいのチェコのアニメ映画。この前のファンタジアの時の予告で上映されていることを知りました。ストーリー的には意味不明なSFでけっこうぶっ飛んでいます。もっとも興味深いのはアニメと実写のコラージュでそのブレンドのし具合が相当アーティスティック。ロシア構成主義のコラージュ、あるいは少し前のOMAのコラージュみたいな感じでしょうか。そのセンスはかなり卓抜なものを感じます。画面内の構成がかなり絶妙、べた褒めです。絶対に見る価値アリですよ。