大きな勘違い

僕がした訳でなく、されました。昨日、一仕事を終えたあと、コンペの打ち合わせがあって、結局自宅に帰ったのは終電で。コンビニで弁当を買って、メールを打ちながら歩いていたら、珍しく後ろから人が。駅から僕が住んでいる方面にはあまり帰る人がいないもんで。そんでけっこう歩くのが早いから道の左側に寄ったら、急にその男もペースを落とす。ん?っと「知り合いか?」思って、立ち止まって見ると全然知らない顔。しかもそいつも立ち止まって僕をじーっと見てくる。そうその男は酔っぱらってるのもあったけれど、僕を女の子と勘違いしてあとを付けてきたらしい。確かに後ろからみたら髪が若干長めでそう見えなくはないけれど、背の高さとか服装とかで気づけよと思う。まあ泥酔しているようだったけれど。で、「なんか用ですか?」的なことを聞いたら、恥ずかしくなったのか何も言わずに振り向いて逃げる。ただ酔っぱらっているのもあって「おえっ!」とか言いながら千鳥足、逃げれてない。好奇心から僕も追いかけて「あんた住所どこだよ?」とかって聞いたら、少し考えてから「所沢」とかって苦しい嘘を披露。僕が駅を降りて、近くのモスバーガーで食べようとしたら既にしまっていて、逆方向のコンビニに行ったのに、所沢の住人がわざわざ電車内から目を付けて、ひたすら僕のあとを追うはずがない。絶対にやつは近所に住んでいる。
 とまあ、そんなことがあったわけだけれど、今朝渋谷駅でポスターを見てふと思うことが。どんなポスターかというと、「そのチョットで幸せが台無しになる」みたいな、痴漢とか暴力とかを防ごうとするもの。というか、痴漢とかするひとは先天的に幸せではないからするんであろうに、そんなポスターを見てもなんの効果があろうか。僕のあとを付けてきた、僕と同年代であろうサラリーマン2、3年目くらいの彼は社会人になって、どんどん不幸になった末の大きな勘違いですよねえ。クリスマス前に彼女がいなくて、痴漢に走る男でしょうか。今回をきっかけにしなくなることを願っています。