シドニーから

現在、シドニーで勉強中の山口くん来仏。14日の夜行で一緒にスペインに向かいます。彼は3度目のパリということで、特にすることなく日中はその辺をぶらりくらり。その後、旅行の支度をするなどして、夜に彼の友達の彼氏、というタムに会う。なぜ彼と会うようなシチュエーションになったかは不明だが、とにかく飯を一緒に喰う。よくよく考えてみると、彼は黒人なのだが、黒人の友人は初めてである。パリにはこれだけアフリカ系黒人がいるのに、僕は1人として知りあいがいなかった。ということで、貴重な1人目。ひょろりと背が高く愛嬌のある顔つきの彼は、気の置けない感じでとてもサンパ。初対面にも関わらず、いろいろなところに話がとぶ。山口くんがフランス語を全く理解出来ないということで、全て英語による会話だったけれど意外と英語もいけるな、って自信がつきました。フランス語から切り替えるのに相当な時間を要するけれど。やはりぱっと出て来る言葉はフランス語。
せっかくなのでフレンチの店に入ったんですが、よくよく考えるとこういう店であんまり黒人がいるのは記憶にない。ギャルソンの態度も多少、悪い気がする。やはりフランス社会の根っこの方にはまだそういうような偏見や差別が残っているのか、なんて強く感じる。ちなみに僕はフランス人の元貴族の貴族意識の方が本当にくだらない気がするのだが。その選民思想、止めてくれますか?って感じです。とにかくタムとはとても打ち解けて話すことができて楽しい時間を過ごせました。