Villejuif

cube32004-02-26

雑誌の打ち合わせが25日から朝の10時頃まで続く。帰りがけにフォーを食べた後、帰宅、シャワーを浴びて、Villejuifへ。
Villejuifというのはこの前のNuilly-sur Seineと同様にパリからほんの少しだけ離れたところにある都市です。都市というのもはばかるような、パリに付属している場所、東京にたいする上石神井みたいなところですか。上石神井は東京ですが。メトロの7番線で南の方に行けば、辿り着きます。ちなみに僕の住んでいるところはパリの南端なわけで、実は僕の家からかなり近い。学校に行くより、近い。
パリを囲むペリフェリック(環状高速道路、日本でいう首都高みたいなやつ)を越えると、パリ市街に出られるわけですが、例えばこの前いったNeuilly-sur-Seineなんかは高級住宅街。今回のVillejuifは多摩ニュータウンみたいなところとでしょうか。団地と一戸建ての住宅地が丘の上に建っているようなところです。前者とは違い、比較的低所得者層が住んでいる地域です。
その関係もあってか、僕が見てきたのはKarl-Marx小学校、およびスタジアム。建築家はアンドレ・リュルサです。排気ガスで外壁が真っ黒に汚れていますが、水平連窓など近代建築の時代を感じる外観でした。小学校は比較的シンプルに作られていましたが、スタジアムのアプローチとかは結構、造型された感じで、エントランス上部のコンクリートの箱が飛び出して、その下の連続するアーチとの組み合わせは、禁欲的(?)に作られている小学校と比べて、なんだかホッとしました。理由は分からないけど。
写真はスタジアム。