それでいいのか、フランス人!

日記の間隔が多少開いてきてしまっています。忙しいからです。今週の頭から、とある小さな事務所の手伝いのようなことをしています。前から出入りをしていたところなんですが、「手伝おうか?」って言ったら、すぐに。ボスはフランス人だけれど日本にも事務所をもっていて、基本的に日本にいます。フランス人2人と僕とでしばらくやっていくことになりそうです。
僕の仕事は南仏にある貸別荘の外構の設計。山の中腹に白い壁と赤いレンガの建物が並んでいるような田舎町で、1900年くらいに建てられたホテルを貸別荘に改修するというもの。とっくに現場に入っていて、竣工は5月予定。という状態なのに、今まで外構に関してはノータッチだったみたい。申請をする段階で適当にやった設計程度。動線の計画もクリアになってない。
そんな物件の、とある外部階段の絵を描いて同僚に見せたら、何やらそこの階段の高低差は正確ではないなどと言い始めた。ただでさえ納めるのを苦労するような場所だったのに今さら正確ではないなどと言いおって。そして電話で現場に確認すると3500ミリで考えていたところが実は2700しかなかった。800ミリも違うんですか?という、思いを抱かずにはいられなかった。と、これは一つの例に過ぎず、かなりものの寸法が違うなど曖昧な箇所が多い。実際に働いてみると、そんなことが多すぎて日本人のぼくは辟易してしまいます。今後が思い遣られる。