リヨンオペラ座

とりあえず行ってみた。というか、3年前に僕が初めて1人でバックパックをして旅行をした時以来の来訪。3年前といえば、僕は建築を勉強して間もないころで、正直全ての建築を下から見上げるような眼差しを持っていた時期。とりわけジャンヌーヴェルのこのリヨンオペラ座とアラブ世界研究所は他の追随を許さず、群を抜いて僕の中に深く染み込んできた作品。その時と比べれば、今の僕は冷静な視線で建築を見れるようになったわけで。オペラそのものを観ていないために前回と同じくロビーからしか見ることができなかったが、正面エントランスを入って受付まで低く水平に広がる天井と、黒いインテリアに隙間を縫って光が差し込む感はアラブと同じ。そのロビーの両脇は下から上まで連なる縦長の吹き抜けがあって階段がびゅんびゅん飛んでいます。今となってはもう少し中まで見ないとなんとも言えない気がします。