実は初めてのルーブル

確か中学生のときにパリに来て以来、こっちに来てからは未だ行ってませんでした、ルーブル美術館。krv氏がパリに遊びに来た時に、アフリカンアートがかなりおもしろいと行っていたのを頼りにおもにそのセクションを観に。ルーブル美術館への入場は僕の場合は形式的には建築大学の学生と言うことで、無料で入れます。チケットコントロールのところで学生証を見せるだけで入場できます。
アフリカンアートの前に古代ギリシア古代エジプトの陶器(土器?、判別つかず)。これらはその表面に描かれているモチーフがおもしろかったりします。僕は基本的に歴史の変遷とかは特に興味がなくて、「なんか建築に使えるものはないかー」って観ているんですが、陶器の器の把手の部分が馬の形だったり、絵のモチ−フがインパラっぽいのだったり、妙にそれらを気に入ってしまいました。なんか、話が纏まってないですが。
で、アフリカンアートのコーナーは今は建物の端っこに位置していて、ヌーヴェルがエッフェル塔の横につくっている美術館が出来次第、それらのコレクションは移されるらしいです。まあ、とにかくだいたいが彫刻なんですが、10何世紀っていうものの殆どが現代アートにしかみえない。対象の抽象化の仕方、表現の方法が極めて20世紀的で、20世紀のアーティストたちはみんなこれを真似てやっていたのでは?と思うばかり。僕はジャコメッティのあの細長い鋳鉄の人とか好きなんですけど、12世紀だったかそれくらいに、殆ど同じようなのがブロンズでつくられていたりしました。そう、あと彫刻の素材となっている木がとても良い質感があります。年輪をみると、かなり大きな木から削り出しているのが分かったりします。
とりとめもなく書いていますが、エルメスのスカーフの絵を描いたアフリカの少年というのがいたんですが、その絵を持っている友人がいて見せてもらった時とかに感じるアフリカのアートの強い表現力とかはすごくいいなあとおもいます。自分には持ち得ない、エネルギーというか。その描いた子自体は栄養失調で倒れそうな子供なんですが。うーん、うまく書けません。また今度、降参です。