Boulogne-Billancourtへ

16区からさらに西にいったところにある街で、パリに付属する衛星都市みたいな感じです。この一帯は近代建築が流行った当時から高級住宅地で建築家のパトロンが住んでいる、すなわち近代建築史に残る住宅が数多く残っている所です。コルビュジェが3件、ペレが2件、などなど。現在コルビュジェのクック邸は改装中で見れたもんじゃないですが、リプニッツ=スミチャノフ(?)邸や、ナンジュセールエコリ通りの集合住宅などは見られます。前者は2件の住宅が1つの敷地に建てられてそれらがブリッジで繋がれていたりする、学生の作品みたいなものです。が、やはり全体のバランスが良いです。後者はファサードのサッシ及び造作物が黒く塗装されたスチールでできていて、その間をガラスブロックで埋めているもので、P.シャローのガラスの家を彷佛させるものです。これは予約をすれば内部も見学できるそうです。その他、10数作品ここでは見ることができます。パリに僕をたずねに来れば、ぜひ案内します。